ワンクリック詐欺の現状

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ワンクリック詐欺、ワンクリック請求の現状

 

 

ワンクリック詐欺は、ネット社会が浸透して依頼、2019年になった今もずっと増え続けているようです。

 

「ワンクリック詐欺」「ワンクリック請求」とは、アダルトサイトなどで無料と書いてある動画を見ようと画像(バナー)をクリックして

 

次へ次へと進んで行った結果で利用者に対してウェブサイト運営者が利用者の意思に反して勝手に『会員登録』を行い、料金を請求する手口のことを言います。

 

このような手口の中には、アダルトサイトを訪問した利用者のパソコンにウイルスを感染させることで、数分おきに料金請求画面を表示させ、利用者を心理的に追い込む質の悪いケースもあります。

 

 

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新たな手口で狙われるスマホユーザー

 

スマートフォンユーザーに対するワンクリック詐欺被害の報告が増えてきています。急速に普及が進んだスマートフォンは、サイバー犯罪者たちの格好のターゲットとなっており、2012年以降は毎月のように数百もの詐欺アプリが公開されています。

 

どんなに詐欺アプリを削除しても「詐欺アプリ発見→アプリ削除→新たな詐欺アプリ公開」が短期間で繰り返されている現状は、まさにいたちごっこといえます。

 

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忍びよるワンクリック詐欺、ワンクリック請求の手口

 

アダルト動画サイトなどを閲覧していて、動画再生ボタンをクリックしたら、いきなり 「ご入会ありがとうございます!」という請求画面が出現するパターンです。

 

画面にはIPアドレスやリモートホスト、プロバイダ情報などが記されており、高額な請求と、しっかりと支払い期限までのカウントダウンも表示。

 

あたかも個人情報を掴んだかのように見せかけ、また支払い期限を相手に見せつけることで、冷静さを失わせ、支払わせようという企みがあります。

 

ユーザーの接続情報が表示されていますが、この情報だけで個人の特定はできません。

 

このような詐欺は、知っていれば怖くないけど知らないと怖いですね。あたかも 自分の居場所などがすべて知られたような感じがして・・・

 

ネット上のトラブルを救済してくれる『電子消費者契約法』

 

この法律の要点はインターネット取引などにおけるユーザーの操作ミスの救済です。 事業者とユーザー間のインターネット上で契約を結ぶには

 

ユーザーが申込みを行う前にその申込み内容などを確認する措置などを事業者が講じなければいけない決まりとなっておりユーザーの操作ミスによる申込みは結果として無効になります。

 

事業者は、申込みボタンを押した後にユーザーが入力した申込み内容をもう一度 念をおして確認させるためのページなどを用意する必要があるのです。

 

ですので優良なサイトはしっかりとそういう仕組が作られておりユーザーが安心して利用できるのですところが、どういうことでしょう?

 

ワンクリック詐欺サイトなどはそういった再確認するようなページどころか年齢確認を押した瞬間 『ご登録ありがとうございます』『いつまでに何万円お支払い下さいと』などという、ふざけたページを作っているわけです。

 

もちろん これはユーザーが買いたい、見たい、などの意思を確認して申し込みしたわけではないので こういったパターンの契約は電子消費者契約法上での不成立ということになります。

 

勝手に あなた買いましたねー 登録しましたね ありがとうございますっと勝手に言っているだけなのです。だから請求がきても1円も払う必要ないです。

 

この法律がなければ もしかすると払わないといけないのかもしれません、しかし、そこはしっかりと守られています!

 

まとめますと電子消費者契約法は ユーザーの意思に反する契約は無効ですよ。不成立ですよという法律です

 

 

いきなり登録されても動揺せず、無視することが大切

 

ワンクリック詐欺や出会い系詐欺を行う詐欺業者は、被害者が動揺してお金支払ったり彼らに連絡を取ったりすることを望んでやっています。これらの詐欺を行う手口は様々方法が出回り、狙いは同じです。

 

いったん詐欺業者に「カモ」扱いされると、しつこく そしていろんな方法(ハガキ、電話、メール、封書など)で支払いを請求され続ける可能性も出てきます。

 

まず動揺しないために登録、契約について整理をしていきましょう!

 

そもそも 18歳以上⇒次へ と言うボタンを押したからと言っても、自動的に契約になった事にはなりません。

 

つまり、契約の成立と言うのは、ユーザーの買う(申込む)と言う意思表示によるものです。

 

もっと詳しく言うと「契約成立」と言うものは、ユーザーから申込みがあり、それに対して「承諾」があれば、契約は正式に「成立」」ということになるのです。

 

もちろん、詐欺にあった方は ただボタンを押して進んだだけ、いつの間に登録になっていた、そこにはもちろん買う(申し込み)の意思はないのに 勝手に登録もしくは契約になった⇒結果、請求がきた という流れですよね

 

契約してないのですから、法的に考えてまったく払う義務は発生しないのです!

 

このような不当請求が画面表示されたり、メール・電話で支払請求されても、相手にせず無視することが最も効果的です。

 

万が一、騙されてお金を払ってしまったり、連絡先を伝えたことで直接請求されるようになってしまったら、国民生活センター消費者ホットラインに相談をしましょう。

 

適切な対処法は、とにかく無視

 

もし詐欺サイトへ誘導されてしまい、スマートフォンやパソコンなどの端末でいきなり「入会登録が完了。

 

何十万円をお支払いください」といった請求画面が出たらどうしたらよいのでしょうか?

 

その時は、まず「何もしない」でください。最も適切な対処法は「無視」です。

 

「○月×日までに」と入金期限を迫られても払う必要はありませんし慌てないでください。詐欺サイトが「退会を希望する場合は○○センターまで連絡を」と誘導してきても決して連絡しないこと。

 

連絡することで電話番号が相手にわかり、言葉巧みに住所を聞き出し架空請求などのカモにされていくのです。閲覧ユーザーの個人情報を手に入れることこそが、彼らの狙いなのです。

 

 

ワンクリック詐欺業者に負けないように知識武装しておきましょう

 

ワンクリック詐欺は、あなたの無知を利用します。例えばインターネットの知識、同意、契約に対しての知識、法律的な知識の無知を狙ってきます

 

ですので知識さへ持っていれば 詐欺業者に怯むことなく行動できるのです。いざの時のために しっかりと知識を持っておきましょう。

 

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