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目次
住宅街の隙間を這う謎の階段
日頃の運動不足解消をと思い、たまには山の方に行ってみようと選んだのが足立山。安部山公園の方から車で移動してウロウロしていると気なる、一本の長い階段を見つけた。
これは運動にはちょうどいい!階段も段差が高くなくキツくなさそう!っと思って、この階段を登ってみることにしました。
妙見宮へ続く黒原階段
黒原階段と書いてあるこの階段の写真をパシャパシャ撮っていると、一人のおばちゃんが来て、私を不審そうにみるもんなので・・・勘違いされないように、こんにちは~と声をかけました。
するといい感じに、この階段きついけど登った先には妙見神社があるから、ついでにお参りするといいよ♪と親切にアドバイスしてくれました。そのおばちゃんもこの階段を登るようでした。
おばちゃん曰く妙見神社は脚の神様とも呼ばれていて、脚に不自由な方なども多く参拝されているとのお話も聞きました。私も脚を鍛えねばと、この黒原階段を登り始めました。
今日は5月、風も少しあり天気もいいのでちょうど良いと思ってましたが、意外にも段数が・・・・・見上げてちょっとだけ後悔しました。100段ほど登ると・・・感です(数えてない^^;)中間地点が!
ちょっとここで水を飲みつつ、一息付きます。そして振り返ると、眺めがとてもいい。小倉北区を一望できる感じ。
ここに灯籠がありました。妙見神社(妙見宮)に続くということで神社が近くにあることがわかりますね。
あと、ここの階段を歩きだして広島県の尾道を思い出しました。猫もいたし(ΦωΦ)
小倉市街地の景色
一息ついて、さらに100段ほど登るとゴーーーール!!ゼイゼイ(||´Д`)ハーハー
登りきって振り返ると、これまた眺めがいいのです!足がパンパン!!でもすごく鍛えてる感があっていいです(自己満足)
ちなみに足を鍛えると良いことがあるそうです。
・がっちりした下半身に
・女性は脚痩せに効果あり
・足を鍛えると姿勢がよくなる
・姿勢がよくなるとポッコリお腹も解消
・大腿筋に筋肉がつくと痩せやすくなる
・足を鍛えると疲れにくくなる
ざっくり言うとこんな感じでしょうか?^^ですのでこれらを意識して歩きました。
黒原階段を登った先の妙見宮
清々しい、気持ちいい風を浴びながら前に進むと、神社の前でさっきの、おばちゃんに遭遇しました。この方はよく妙見神社にお参りに来ているとのこと。
ここから登らず横の坂から行くと石像があるから、それも見ていくと良いよとお話をいただいたので、せっかくなのでその石像を見に行ってみました。
妙見宮にドラマあり!足立山と和気清麻呂公
これが、その石像みたいです。イノシシ?に乗っているようです。名前が和気清麻呂公(わけのきよまろ)と書かれていました。和気清麻呂公の説明書きが手前に書かれていたので読んでみました。私なりに説明すると・・・
ある役人が称徳天皇に「弓削道鏡(ゆげのどうきょう)を天皇にさせなかったら、天下は治まらない。」という神のお告げがあったことを報告します。
このお告げが本当かどうかを確かめるため、称徳天皇は和気清麻呂を宇佐神宮(大分県)へ派遣。
宇佐から都に帰った清麻呂公は、「道鏡を天皇の位につけてはなりません、というお告げがありました。」と称徳天皇に報告します。、それを耳にした道鏡は激怒し、清麻呂公の足のスジを切りって大隈(鹿児島県)へ流したんだとか。。
さらに、ぬかりない事に道鏡は清麻呂公に対して刺客もおくりこんだそうです←鬼w
清麻呂公が途中で宇佐の海辺に着いたときに、300頭ばかりの猪が突然現れます。その猪たちは彼を道鏡の刺客から守りながら宇佐神宮まで連れていったそうです。
そこで清麻呂は、「企救郡の山の下の温泉に入りなさい。」という神のお告げがあったので、お告げ通りにすると、道鏡によって切られて怪我をしていた足がよくなったというのです。
また、足が立って山に登ったので、妙見宮のある山を「足立山」と呼ぶようになったとも伝えられています。さらに、清麻呂の足を立たせた伝説の温泉は、足立山の麓に、今も湯川(小倉南区)の地名で残っています。
こちらは近くの葛原八幡宮の参道に並んでいる物語のイラストで、こちらは簡潔で、わかりやすいです。
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妙見宮にドラマあり・・・ですね!
朱色輝く妙見宮の灯籠
話は長くなりましたが^^;清麻呂公の石像を離れ、朱色の灯籠の間を通り妙見宮に向かいました。
キレイに並んだ朱色の灯籠です。ここを通り抜けると
狛猪、こまいのしし?
狛イノシシ!!です。実際はコマイと呼ぶそうです。
おっこと主さま!!ではないですが、イノシシは先程でてきた和気清麻呂公を助けた重要な役割を果たしていて神の使い手として信仰されているようです。
2019年はイノシシ年🐗初詣としても超おすすめのパワースポットになりそうですね🐗
これが北九州を代表する妙見宮
こちらが妙見宮の下宮になります。お参り方法はお賽銭入れて
二礼、二拍手、一礼です。
是非、機会があれば足立山妙見宮にお参りに行ってみてはいかがでしょうか?
妙見宮から右奥の薬師堂
妙見宮には神社には珍しく仏像が安置されています。それが、この薬師堂です。
その左に薬師堂の由来が書かれています。また北九州市の小倉という地名は、虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)の、虚空蔵がコクウクラとも呼べることから、コクウクラ→コクラ→小倉。となったとも言われているそうです。
こちらが薬師堂の中。靴をぬいで入る事ができます。薬師堂の中には薬師如来の他、釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来、不休息菩薩、虚空蔵菩薩の6体の仏像が置かれています。神仏習合時代の信仰を物語る珍しいものです。
神仏習合については、詳しくはコチラ
妙見宮の場所は
妙見宮の場所はこちら
駐車場も数十台止めれるぐらいありますが、普段はあまり開放されていないようなので、入り口までに10台ほど止めれる駐車場が常時開放されています。
来年2019年の元旦は、イノシシ年なので大勢の方がお参りに来そうですね^^;
妙見宮の御朱印はかっこいい
妙見宮では、御朱印を書いていただけます。見てください!見事な御朱印です。
こちらが御朱印。カッコいい文字ですよね。妙見宮の宮司さんの、こだわりの書き方があるそうで、『妙』は最後に伸ばして龍のしっぽをイメージ。『見』も最後は上向きにはね、運気上昇を祈念しているとのことです。
御朱印は300円です。お近くを通りかかりましたら是非行ってみてください。とても空気と景色がキレイな神社です☆